義援金理由に生活保護打ち切り! [ニュース]

<東日本大震災>義援金理由に生活保護打ち切り…南相馬市

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000004-mai-soci

福島県南相馬市が東京電力福島第1原発事故の仮払補償金や東日本大震災の被災者に寄せられた義援金を収入とみなして
「手持ち金で生活可能」と判断して、
6月になって約150世帯の生活保護を打ち切ったことが分かりました。

震災前に福島県南相馬市で受給していたのは約400世帯で、打ち切りは4割に相当するそうです。

15日、日本弁護士連合会は
「福島県や宮城県で義援金等を収入認定した打ち切りが相次いでいる」
として是正を求める会長声明を出しました。

 
生活保護は受給者に収入があれば減額や打ち切り対象になるということです。

5月2日、厚生労働省は補償金や義援金を家電購入や生活用品、
住宅補修費など通常の生活を取り戻すために使う場合には、必要額を収入から除外すると自治体に通知しました。

被災者の事務手続きが負担にならないことも求めています。

 
福島県南相馬市によりますと、義援金や補償金支給が5月に始まったことを受けて、
4人のケースワーカーが対象者と面談しました。

義援金や補償金などの総額が、生活再建の費用を上回って、
そのうえで6カ月間生活が可能な額が残った場合には、打ち切りの判定をしたということです。

保護打ち切りで、住宅扶助もなくなるということです。

 
福島県南相馬市社会福祉課は
「厚労省の通知に従っており、説明も尽くした。保護が必要になれば相談してほしい」
と説明しています。

これに対して、打ち切られた40代男性は
「通常の生活のために要する費用とは、どのようなものかや、
場合によっては廃止(打ち切り)になることは一切説明がなかった」と話しています。

厚労省保護課は
「現時点では不適切な運用があったとは確認していないが、
震災に関連して保護が廃止されることについては全国的に調査中」としています。

被災者の生活状況を正確に把握することが今は重要だと思います。

 
生活保護に詳しい森川清弁護士は「将来の生活再建のために、
義援金などを手元に残しておくことも可能で、ばっさり切れるものではないはず。

しっかりとした説明がなされたか検証が必要だ」と市の対応を疑問視している。
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