菅野、大学院進学！？

菅野　父・隆志氏は大学院進学も選択肢

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菅野の大学野球が終わりました。

２日、第７回関東地区大学野球選手権は横浜スタジアムで準決勝２試合が行われて日本ハムからドラフト１位指名を受けた東海大学の菅野智之投手（２２）は桐蔭横浜大戦に先発しました。

８回まで無失点と好投しましたが１―０の９回２死から逆転サヨナラ打を喫し明治神宮大会出場を逃しました。

東海大学側から菅野との接触の自粛を要請されていた日本ハムでしたが、同大の全日程が終了したことでいよいよ「交渉解禁」となります。

　涙が止まらない菅野。試合後の会見場でのことです。

菅野は真っすぐ前を見て気丈に質問に答えながらも、赤いタオルで何度も目元を拭っていました。早すぎる終戦です。決断が注目される今後の進路については「気持ちの整理をして考えないといけない。一生のことなのでじっくり考えて、答えを出したい。しっかり自分の意志を持って決めたい」と声を絞り出していました。

　８回まで４安打無失点とよかったのですが。完封目前の９回は、この試合最速の１４８キロを３度計測するなどギアを一段階上げました。しかし、待っていたのはまさかの結末でした。２死二、三塁から阿部に初球のカーブを右翼線にはじき返されました。

　大学球界最速１５７キロ右腕で、巨人・原監督のおいにあたります。

同世代で最も注目されてきた菅野は「この一年、口では（注目されることを）力に変えると言っていたけど、つらい時もあった」と苦しい胸の内も明かした。伯父の原監督率いる巨人入りを熱望しながら、１位競合となったドラフトでは日本ハムが交渉権を獲得。プロ入り、社会人、浪人などさまざまな選択がある中で「実際のところ凄く苦しくて…。どんな選択をしても応援するって多くの人が言ってくれて力になった」と振り返っていました。

　これまで菅野に野球に集中してもらいたいとの思いから試合の視察などを自粛してきた日本ハムは、３日以降に交渉を開始することになります。スタンドで見守った父・隆志さんは「関係者に迷惑がかかるから早めに結論を出します。最終的には本人が行きたい方向に行かせる」と説明しました。「１浪の選択もある。大学の施設も素晴らしいし、そういう（大学に残る）選択もある」と東海大大学院進学にも含みを持たせていました。

　大学院は通常２年以上かけて修士の課程を修了するそうですが、過去に他大学でトップアスリートが１年間で修了した例があり、東海大でも「特別優秀なものは１年間以上の在籍で修了する」との規定があるということです。大学院に通いつつ来秋ドラフトを待つのも選択肢の一つだということです。

はたしてどうなることやら。

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