西本幸雄さん死去

西本幸雄さん死去＝阪急監督などで優勝8回―91歳

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プロ野球の阪急などで監督を務めていた、パ・リーグ優勝を8回果たした名将の西本幸雄（にしもと・ゆきお）さんが25日午後8時40分に、
心不全のため兵庫県宝塚市の自宅で死去しました。

91歳でした。葬儀の日取りなどは未定だということです。
　
家族の話によりますと、3年前から腎臓などを患っていて、最近は腰の骨折で入院したそうですが、10月3日に退院し自宅療養していたということです。
　
和歌山市出身で立教大で一塁を守り主将を務めました。戦後、大分県別府市の星野組に入って、一塁手兼監督として活躍しました。
1949年の都市対抗野球では優勝しました。
　
50年に、毎日オリオンズ結成時に入団して、55年に現役引退しました。

60年に大毎監督となってパ・リーグ優勝を果たしましたが、采配をめぐってオーナーとトラブルになり退任しました。

63～73年に阪急監督で5回、74～81年に近鉄監督で2回パを制しましたが、日本シリーズでは1度も優勝できずに、
「悲運の闘将」と呼ばれました。

監督通算1384勝（1163敗118分け）は歴代6位の記録になります。
　

手の心をつかみ、努力型の選手を開花させる監督術は、巨人で9連覇を果たした川上哲治監督の「川上管理野球」に対して、
「西本にんげん野球」とも評されて、多くの選手に慕われていました。

88年野球殿堂入りしています。　

心よりお悔やみ申し上げます。

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