東電の公的管理促す [ニュース]

東電の公的管理促す 第三者委報告、経営責任も明記

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110929-00000088-san-bus_all

28日に、東京電力の資産査定や経営見直しを進める政府の第三者委員会「経営・財務調査委員会」(委員長・下河辺和彦弁護士)が来月3日にも公表する最終報告書案の全容が、判明しました。

福島第1原子力発電所事故の賠償金捻出に向けた東京電力の財務体質強化のために、原子力損害賠償支援機構による出資の必要性に言及しています。

実質的な公的管理強化を促す内容で、民間企業としての東京電力は瀬戸際へ追い込まれました。

 産経新聞が入手した報告書案では、4兆円規模に上るとみられる損害賠償の支払いについて、東京電力が機構からの公的援助を前提にしている点を指摘sています。

東京電力の純資産が約1兆円であることから実質的な債務超過に陥るとして、資本増強が避けられないと判断しました。

 東京電力の発行可能株式総数18億株に対し発行済み株式は約16億株で、新規発行の余裕は2億株程度しかないということです。

このため報告書案は、定款を変更して、株式発行可能枠の拡大を提示しました。

1株当たりの価値は目減りしますが、「株主による協力」として、株主総会で機構による資本注入への賛成を決議するよう求めました。

 議決権のない優先株引き受けによる資本参加も考えられますが、機構は「ガバナンス(統治)掌握の必要性などを含めた統合的な検討の上で判断すべきだ」などと指摘しています。

経営への積極関与によるリストラや経営改革の促進を示唆しました。

報告書案は、公的支援を受ける東電の経営陣について、「道義的観点から一定の経営責任を果たすべきだ」とも明記しています。

役員辞任や退職金放棄も避けられなくなることでしょう。

 東京電力は金融機関からすでに総額約4兆円を借り入れていて、一部融資残高の10年間維持も打診しています。

公的管理で東京電力の信用力が高まれば、金融機関から債務の借り換えがしやすくなったり、追加融資が得やすくなったりする、との思惑が働いた格好になります。

 東京電力は、政府援助を受けるために、機構と共同で10月末にも特別事業計画を策定する予定だそうで、調査委の最終報告を、計画に反映することになっているということです。

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