米大統領が中国の「為替操作」非難 [ニュース]

米大統領が中国の「為替操作」非難、対中法案への立場明かさず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000236-reu-bus_all
6日、オバマ米大統領は中国は自国通貨の相場を抑制することにより、国際貿易を操作していると批判しました。
ただ、議会上院でこの日に採決が予定されている対中為替制裁法案(為替相場監視改革法案)については明確に支持は表明しませんでした。
 オバマ大統領は記者会見で次のように指摘しました。「中国は自国の利益になり、特に米国など他の国に不利益になるような形で貿易システムを非常に積極的に操作してきた」と。
「為替操作はその一例だ」と述べました。
 ただ、対中為替制裁法案が上下院を通過した場合に署名するかについては明確に立場を示しませんでした。
 オバマ大統領は「いかなる措置を導入しようとも、実際に効果があり、米国の国際条約、および米国の義務に整合するものであることを確実にする必要がある」として「世界貿易機関(WTO)の支持を得られないと知りながら、象徴的な法律を単に成立させるだけの状況は望ましくない」と述べました。
 同法案は民主党が過半数を握る上院で可決されると予想されていますが、その後は、共和党が過半数を占める下院に送られるということです。
 この日、共和党のベイナー下院議長は同法案に対する反対の立場をあらためて表明しました。「中国に対し明らかに困難なことを実施するよう強要する法律を米議会が可決することは正しくないし危険だ。貿易戦争が触発される恐れがある」と述べました。
 エコノミストの間では、中国は人民元相場を低水準に抑えることで輸出競争力を高めているとの見方が多いようです。その一方で、中国は為替政策の段階的な改革を行っているとしており、2005年以降は、人民元は対ドルで約30%上昇したと主張しています。
アメリカ大統領の発言には影響力がありますからね。

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